お知らせ

新型肺炎による米需要の変動への対応

2020年3月12日
・関西ではインバウンド・外食産業での需要減少、東京では人口流動が50%以上減少
・小売店舗での売切れも一時的で、精米商品の供給量には問題なし。
 
 新型コロナウイルスの影響により、関西の主要百貨店11店舗では訪日外国人向けの売上だけでなく、国内客も不要不急の外出を控えたため、前年比2桁(12~45.5%)の売上減となりました。さらに、東京都では都外から流入する人が50%以上減っているという調査もあり、外食産業での影響は計り知れず、米需要は大きく減少しているとみられます。
 対照的にスーパーやホームセンター等では一時的に商品棚から精米商品が売り切れる等、消費者の意識が内食に傾く様子がうかがえます。このような状況に対し、全米飯は一時的に商品の供給が間に合わなかったためで、原料米・精米商品の物流に「まったく問題はない」としています。
 実際に玄米の民間在庫の数量は、2020年1月時点で前年比14万トン(+4.6%)の約295万トンとなっており、前年比増が5カ月続いている状況になります。そのため、米の供給は不足してはおらず、むしろ前年より多い状態が継続している事が分かります。
 大口の卸からは、「取引先に外食や給食業者がおり、もろに影響を受けている。家庭用米としてスーパーや道の駅での販売が増えているようではあるが、一過性のものにすぎないだろう」との声がありました。
 
 米需要の変動に対応するためには、多様な販売手段を確保し、適宜在庫をコントロールし、適正水準を保つことも重要と思います。玄米広場もその販売手段の一つとして大いに利用していただければと考えております。

農林水産省「新型コロナウイルス感染症について」
https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/index.html

〈参考〉
農林水産省「米に関するマンスリーレポート」
https://www.maff.go.jp/j/press/seisaku_tokatu/kikaku/attach/pdf/200306-1.pdf
 
日本経済新聞「関西主要百貨店の2月売上高、新型コロナで総崩れ 消費増税との二重苦 全9店で2桁減」
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO56290720S0A300C2LKA000?s=4
 
全国米穀販売事業共済協同組合「お知らせ」
https://www.zenbeihan.com/info/press/pdf/info_20200302.pdf

日経クロストレンド「【特報】新型コロナで都外から流入「5割減」 スマホ人口動態調査」
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00282/00004/